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国立健康・栄養研究所・梅垣敬三氏を主任研究者とする厚生労働省研究班の調査で、健康食品、トクホ関連で 新聞広告に関する結果が発表されました。
健康食品の新聞広告内容分析結果
この厚生労働省研究班の調査結果について健康産業新聞第1314号●2009年10月14日で取り上げられています。
調査期間は2007年10月1日からの1ヶ月間、全国5紙(朝日新聞、産経新聞、日経新聞、毎日新聞、読売新聞)の 東京版を対象とした。「健康食品の新聞広告の表示内容の特徴を体系的に示したのは日本ではこれが初めて」との こと。
調査期間中に全国5紙に掲載された広告の総数は1万3,445。そのうち、健康食品の広告の合計数は541で、全体の 4%を占めていた。さらに、健食広告の11.8%は一面広告となっており、一般紙においては大きな存在となっている。
カテゴリーとしては、「トクホ」12.4%、「栄養機能食品」6%に対し、いずれにも属さない「その他の健康食品」 が77.1%と大半を占めている。
含有成分別に見ると、グルコサミンが54%と最も多く、コラーゲン、クエン酸、酢酸、ビフィズス菌、ローヤルゼリーと 続く。
広告表現については健康増進法における「虚偽・誇大広告の禁止」が一定の効果を示している傾向が見られている。 そのような状況下で、「元気」「健やかな毎日のために」といった抽象的な表現、「納得の手ごたえを感じます」のような 利用者の感想をうたい文句として採用したものや、「サラサラ成分」「○○パワー」などの遠回しば表現や規制ゆえの 意味不明な表示が見られた。
健康食品の新聞広告の状況に関する興味深い調査結果です。調査時期が約2年前なので、その頃と比べると 法規制は厳しく、景気の影響もあり現在はどのような状況にあるのでしょうか。
広告表現については各社非常に悩まれているところだと思います。そのため、意味不明表示と判断される表現も しかたなく使用されているのだと思います。
消費者庁の発足で、今後ますます企業側への規制が厳しくなると思われるので、広告内容とともに出す量もどのくらい 変化していくのか継続的な調査結果が気になるところです。
参照元
健康産業新聞第1314号 2009年10月14日
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